興味本位で株やFXなどの資産運用に高額投資することで大きな失敗に繋がりかねません。
特に20代での資産運用の失敗する確率が高いことが統計上確認されています。
そこで本記事では「20代が投資に失敗する理由」や「若いうちに資産運用を始めるメリット」について解説していきます。
- 20代で資産運用に失敗する理由5選
- 【20代のAさん】資産運用の失敗事例
- 20代で資産運用をスタートするメリット|きちんと調べて失敗リスクを下げましょう
- 20代向けの資産運用の種類
\ 売買手数料が安く、初心者にもおすすめ /
20代で資産運用に失敗する理由5選
20代で資産運用に失敗する確率は高くなります。
理由としては「投資に関する知識が浅い状態で投資を行おうとする為」です。
以下では20代で資産運用に失敗する理由を5つ紹介していきます。
- 投資商品のメリットしか見ない
- 知識が薄いままでリスクの高い投資商品を選択する
- 資産運用の目的がはっきりしていない
- 資産運用に関する情報集めや勉強を全くしない
- 焦って極端な判断をしてしまう
1:投資商品のメリットしか見ない
あらゆる投資商品にはメリットとデメリットがあり、実際に投資をする前にはその両方を確認して判断しなければなりません。
ですが実際にはメリットしか見ていない人が少なくありません。
2:知識が薄いままでリスクの高い投資商品を選択する
投資経験を積むまではリスクの高い投資商品を避けて、ローリスクな投資を続けることをおすすめします。
3:資産運用の目的がはっきりしていない
資産運用の目的がはっきりしていないと、実際の運用方法も曖昧なものとなり、失敗してしまう可能性が高いです。
もちろんきっかけとしては「20代のうちに始めておきたい」「興味があるから」「友達にすすめられたから」などでも構いません。
そして目的によって資産運用のスタイルは違ってきます。
一例として「自分でも金融のノウハウを身につけていきたい」のであれば、投資信託、株式投資、外貨預金などを並行すると良いでしょう。
それから数値目標も立てるべきです。
- 「月々○万円は資産運用をする」
- 「20代のうちに500万円は貯める」
このような具体的なビジョンがあると、資産運用に対するやる気が大きく上がることでしょう。
4:資産運用に関する情報集めや勉強を全くしない
一切情報集めや勉強をせずに、営業マンの言いなりになって投資商品を選んで失敗してしまう人も少なくありません。
ですが営業マンの中には自分の会社の投資商品しか紹介しない人もいますし、そもそも「悪徳営業マン」にあたってしまう可能性もゼロではありません。
注意点ですが、資産運用初心者のうちは「特定の誰かから教わる」ということはしないようにしましょう。
これをしてしまうと指導する人に悪意がなくても、得られる情報や考え方が偏るかもしれないからです。
特に不動産投資や投資信託に関しては、資産運用をスタートしてしばらくはあまり労力をかけずに資産を形成できる場合が多いです。
5:焦って極端な判断をしてしまう
資産運用するにあたっては、いつでも重要な判断をしなければなりません。
そのため、ある意味では「精神力の戦い」とも言えます。
一例として、投資信託の評価金額が落ちたために、すぐに解約してしまう方が少なくありません。
ですが、評価金額がダウンしたからといって実際に損失が出たわけではありません。
少し我慢すれば、評価金額が再び上がってくる可能性もあります。
また、FXや株式投資などの「変動の激しい投資(取引)」については、さらにメンタル面の影響が大きくなります。
そして、これに関しては「気持ちを強くしよう」と考えるのではなく、「マイルール(損切りや利確の基準、資金の使い方など)を決めて、あとはそれに淡々と従う」という方針を採ることをおすすめします。
なぜならいくらメンタルの強い人であっても、長期的にFXや株式投資を続けていると、どこかで魔が差すかもしれないからです。
例えば「20代の人が、60歳になるまで投資を継続する」場合、その数十年の間に、一回もおかしな気持ちになることがないと言い切れるでしょうか。
【20代のAさん】資産運用の失敗事例
20代のAさんは、あるとき同年代の友人に「まだ資産運用していないの?」と驚かれてしまいました。
そして焦って情報収集・勉強をしないまま、少し前にネット記事で見かけた「iDeCo」をスタートすることにしました。
iDeCoはよくメディアでも取り上げられていますし節税にもつながることから、「きっとリスクはない」と勘違いして、そのまま積み立てを継続しました。
しかし20代も終わろうかという時期のある日、Aさんは大怪我をして入院することに。
そしてiDeCoを解約することで入院費を捻出しようとしましたが、そこでようやく「iDeCoは基本的に60歳まで全く引き出しできない」と知ります。
Aさんが失敗した理由は明確で、まず「資産運用の目的をはっきりさせていなかったこと」が大きいです。
目的がないせいで情報収集や勉強をする気にもならず、深く考えずにiDeCoを選んでしまいました。
また、iDeCoのリスク・デメリットも全く調べませんでした。
20代で資産運用をスタートするメリット|きちんと調べて失敗リスクを下げましょう
資産運用についてネガティブな話ばかりしてきましたが、しっかり情報収集をして戦略を練るなどしてからスタートすれば、失敗のリスクを下げることができます。
興味のある方はぜひ挑戦してみてください。
ここからは20代で資産運用をスタートするメリットを紹介します。
- 運用期間が長ければそれだけ有利です
- 複利効果が大きくなる(少額からでも収益が大きくなりやすい)
- 気軽にお金を使いやすい
○運用期間が長ければそれだけ有利です
例えば1年間のみの運用で確実に成果を出すのは困難です。
運用をスタートしてからの1年間、ずっと景気が悪ければ何も手をつけられないままマイナスになってもおかしくありません。
ですが一例として、「25歳から65歳まで資産運用をする」のであれば大きく変わります。
40年もあれば景気は変動しますから、積立投資であれば「景気の悪いときに多く買い、景気の良いときに利益を出す」ということができます。
○複利効果が大きくなる(少額からでも収益が大きくなりやすい)
運用期間が長ければ長いほど「複利効果」も大きくなります。
複利効果とは、「運用で発生する利益を、再び投資することで発生する効果」のことです。
具体例を挙げます。
一例として「合計360万円を積み立てる」とします。
そして一方は30年、もう片方は10年しかかけずに積み立てると仮定しましょう。
このとき以下のような差が出ます。※年利3%の場合
- 30年(毎月1万円):元利合計583万円
- 10年(毎月3万円):元利合計419万円
同じ金額を積み立てていてもこれだけ差が出ます。
○気軽にお金を使いやすい
「20代の人はあまり金銭的余裕がない」という認識が一般的でしょうし、間違ってはいません。
ですが結婚などもしていない方が多いですから、「お金を自由に使いやすい」ということも確かなのではないでしょうか。
20代向けの資産運用の種類
最後に主な資産運用をいくつか紹介します。
以下で紹介している投資に関してはローリスクの投資からハイリスクの投資まで様々です。
自分に合った投資の種類を探してみましょう。
- 定期預金・国債・財形貯蓄
- 投資信託
- 株式投資・FX
- 不動産投資
○定期預金・国債・財形貯蓄
これらは共通して「ローリスクローリターン」です。
この中では、「国にお金を貸して、利子を受け取る」というタイプの投資である「国債」を特におすすめします。
○投資信託
「投資の専門家に自己資金を預けて、代わりに投資してもらう」という形式の資産運用方法です。
プロに任せるためリスクは低いです。
○株式投資・FX
こちらは「ハイリスクハイリターン」です。
また、情報収集・勉強の重要性が非常に高いですし、特にFXでは基本的にパソコンのモニターに張り付く時間が長くなる傾向にあります。
○不動産投資
こちらも投資期間が長期であると利益が積み上がりますから、特に20代の方にはおすすめです。
ただ、基本的にローンを組むことになりますから、リスクが低いとは言えません。
\ 売買手数料が安く、初心者にもおすすめ /
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