株式投資のおすすめ銘柄の特徴とは?初心者が狙うべき「株式投資の利益」の種類を解説!

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「初心者でも株式投資はできる」「初心者は少額投資から始めるべき」などの話はよくあります。

しかし、「具体的なおすすめ銘柄は?」などに関してはあまり語られていない印象があります。

そこでここでは、初心者でも扱いやすいおすすめ銘柄の特徴や、初心者が狙うべき「株式投資の利益」の種類などについてお伝えしていきます。

この記事で分かる事
  • 配当金狙いをするときのおすすめ銘柄の特徴|株式投資初心者向けです
  • 株主優待狙いをするときのおすすめ銘柄の特徴|初心者でも楽しく株式投資!
  • 値上がり益狙いをするときのおすすめ銘柄の特徴|初心者向けの手法とは?

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目次

配当金狙いをするときのおすすめ銘柄の特徴|株式投資初心者向けです

選ぶ

株式投資と聞くと「安く株を買って、高く売る」ということを想像する人が多いでしょう。

これにより得られる利益のことを「値上がり益(キャピタルゲイン)」と言いますが、初心者が値上がり益を狙って株式投資をするのはなかなか難しいです。

手法にもよりますが、調べることが多すぎて途中で嫌になってしまってもおかしくありません。

ですが、配当金・株主優待狙いであれば、株を持っておくだけで利益を受け取ることができますし、値上がり益狙いに比べて銘柄選びもしやすいです。

ですから、初心者の方にこそ配当金・株主優待狙いがおすすめです。

では、まず配当金狙いをするときのおすすめ銘柄の特徴を見ていきましょう。

○配当利回り5%以上の銘柄を探す

配当利回り=(1株あたりの配当年額÷株価)×100(%)

この配当利回りが5%以上であれば、おすすめ銘柄と言えます。

例えば「ヤフーファイナンス」というサイトで簡単に配当利回りの高い銘柄を探せます。

①「株式」

②「株式ランキング」

③「マーケット関連ランキング」

④「配当利回り(会社予想)」

ちなみに東証1部の銘柄のうち、配当利回り5%以上のものは40種ほどあります。

○特別配当や記念配当は避ける(普通配当を狙う)

  • 特別配当:企業の利益が大きくなったときなどに、普通配当に加えて支払われる配当金
  • 記念配当:企業の創立○年目など、特別なときに支払われる配当金

もちろん特別配当や記念配当でも得られるに越したことはありません。

ですが、初心者のうちは自分の混乱を避けるためにも、「普通配当」のみに注目することをおすすめします。

○連続して配当金を支払っている

企業の収益が下がってしまえば、配当金を支払えなくなる場合もあります。

そのため「連続して配当金を支払っている株」はおすすめ銘柄と言えます。

ただ、四季報では過去5年分ほどしか確認できませんから、企業のウェブサイトを直接調べたり、投資情報誌などに掲載されている「連続増配ランキング」をチェックしたりすることを推奨します。

○「配当性向」が高い

配当性向:利益のうち、配当に回す比率

配当性向50%以上であればおすすめ銘柄と言えます。

ちなみに、全銘柄のうち約5割が配当性向30%以下とされています。

ただ、配当性向は企業のウェブサイトをチェックしないと調べられない可能性が高いです。

ですから、「連続配当をしている企業」や「配当利回りの高い企業」を探すときに、一緒に配当性向も見ておくことをおすすめします。

株主優待狙いをするときのおすすめ銘柄の特徴|初心者でも楽しく株式投資!

ギフト

「株主優待が魅力的な銘柄」には、「株主優待目当てで買っていて、売らない人が多い」という特徴があります。

つまり「株価が大幅に下がるリスクは低い」というメリットもあるという事ですから、そういった意味でも初心者向けです。

では、株主優待狙いをするときのおすすめ銘柄について解説していきましょう。

○自分や家族にとって魅力のある株主優待である

単に株主優待と多種多様ですから、きちんと調べた上で銘柄を選びましょう。

株主優待一例
  • タカラトミー ⇒ オリジナルトミカ
  • オリエンタルランド ⇒ ディズニーランドのパスポート

また、外食チェーン店であれば、その店舗で利用可能な商品券などをもらえるケースが多いです。

選択肢はたくさんありますから、自分や家族にとって魅力のある株主優待を探すことをおすすめします。

「とにかく金銭換算でお得なものを選ぶ」という方針で株主優待をチョイスするのも悪くありませんが、あまり面白く感じられないことでしょう。

また、いくら金銭的価値の高い優待であっても、自分や家族にとって役立たないものであれば意味がありません。

○総合利回りが4%以上

総合利回り:「株主優待の金額換算」と「配当金」を合計した利回り

この総合利回りが4%以上の株には、「大幅な下落はしにくく、株主優待や配当金によって一定の利益を得やすい」という傾向がありますから、おすすめ銘柄と言えます。

ちなみに「株主優待ガイド」というサイトで、「総合利回りランキングトップ100」をチェックできます。

値上がり益狙いをするときのおすすめ銘柄の特徴|初心者向けの手法とは?

グラフ

続いては初心者が値上がり益(キャピタルゲイン)狙いをするときのおすすめ銘柄の特徴を紹介していきます。

ここで紹介している特徴を抑えて株選定を行うことで、損するリスクを減らすことが可能です。

配当金・株主優待だけに留まらず、積極的に利益を出したい方は挑戦してみましょう。

○グロース株(成長株)の特徴

グロース株とは「利益や売上が大きく上がっていく企業の株」のことです。

言ってみれば「素直に勝ち馬に乗る」ような銘柄ということです。

グロース株を探す際には以下の3点に注目しましょう。

・ROE(株主資本利益率)が10%以上

ROEとは「会社が株主から集めたお金を、どれだけ効率よく働かせているか」を示す指標です。

長期的に成長を継続している企業はほぼ間違いなくROEが高いです。

そしてROEが10%以上であればグロース株の条件を満たしています。

ただ、例えば任天堂の株はROE10%以上ですが、三菱UFJフィナンシャルグループは5%以下です。

つまり有名企業の株だからといって、必ずしもグロース株とは言い切れないということですから気をつけましょう。

・時価総額1000億円以下

「利益成長は望めるものの、すでに大きく値上がりしている企業」の株は、この先値上がりしにくいと言えます。

そのため時価総額のあまり高くない銘柄こそが、おすすめ銘柄となります。

目安としては「時価総額1000億円以下」の企業の株がいいでしょう。

時価総額は四季報やヤフーファイナンスなどでチェックできます。

・過去3年間の売上高の向上が15%以上

「連続して売上高が向上している=会社が拡大している」と言えます。

目安として、売上高が過去3年で15%以上伸びていれば、その企業の株はおすすめ銘柄です。

○バリュー株(割安株)の特徴

バリュー株とは「企業の実力の割に、株価の低い銘柄」のことです。

つまり、「今後株価が、会社の実力に追いついていく」ということを期待して株を買うことになります。

バリュー株を見つけるときには特に以下の3点を確認しましょう。

・PERが10倍以下

PERとは「株価収益率」のことです。

「株価収益率=株価÷1株あたりの利益」で算出できます。

基本的に利益成長の大きい(小さい)株ほどPERが高く(低く)なります。

そして今のところPERの市場平均は20倍以上ですから、バリュー株を探すときの目安は、その半分の「10倍以下」と設定するのがいいでしょう。

・PBRが1倍以下

PERとは「株価純資産倍率」のことです。

「株価純資産倍率=株価÷1株あたりの純資産」で算出できます。

「1株あたりの純資産=会社の解散価値」でもあり、これは「この時点で会社としての活動をストップして、株主に返却したらいくらになるか」を示しています。

そのためPBRが1倍以下の銘柄はかなり少ないですし、株価が修正されていく(上昇していく)可能性が高いです。

ちなみに「PER10倍以下、かつPBRかつ1倍以下」という条件を満たす銘柄は、タイミングにもよりますが120種類ほどあります。

・配当利回り3%以上

バリュー株をチョイスする場合は、「株価の割安感が修正される(株価が十分に上昇する)」ことによって投資が成功することになります。

ですが必ず株価が十分に上がるとは限りませんし、上がったとしてもかなり先の話になってしまう可能性もあります。

しかし「配当利回り」をバリュー株の選定時における判断材料に加えておけば、多少なりともリスクヘッジをすることができます。

具体的に言えば、なかなか株価が上がらなくても配当金を取得できますし、「配当金狙いで、その株を買う人」が多くなりますから、株価が落ちるリスクも低くなります。

そして「配当利回り3%以上」を目安としましょう。

「PER10倍以下&PBRかつ1倍以下&配当利回り3%以上」という銘柄は時期にもよりますが80種類ほどあります。

ちなみにここで「配当利回り4%以上」を条件にしてしまうと、銘柄の選択肢が大きく減りますからおすすめしません。

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