20代の保険加入率はどれくらい?20代で加入を検討するべき保険も紹介!

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「20代では保険に入る必要はない」と考える方は多いかと思います。

しかし、保険の種類によっては20代で加入しておいた方が得な保険も存在します。

そこで本記事では20代の生命保険加入率や、20代の方におすすめの保険などについて解説していきます。

この記事で分かる事
  • 20代の生命保険の加入率はおよそ6割
  • 20代の生命保険加入率が低い理由≒生命保険に加入すべき理由
  • 20代独身の人に向いている保険
  • 20代で保険に加入する場合のポイント

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目次

20代の生命保険の加入率はおよそ6割

グラフ

生命保険文化センターによると、2019年度の「20代の生命保険への加入率」は男性58.5パーセント、女性59.9パーセントです。

つまり20代の場合、およそ6割の人が生命保険に加入しているということです。

この数値をどう捉えるかはその人次第ですが、「全世代の生命保険加入率」は男性81.1パーセント、女性82.9パーセントです。

そのため、全体的に見れば20代の生命保険加入率は低いと言えます。

20代の生命保険加入率が低い理由≒生命保険に加入すべき理由

ハテナ

続いては20代の生命保険加入率が低い理由を挙げていきます。

ただ、この「理由」は、ほとんどそのまま「20代のうちの生命保険に加入するべき理由」ともなります。

○経済的な余裕がない

20代で生命保険に入らない理由として一番多いのは、「金銭的な余裕がないから」です。

2019年度の生命保険料の月額平均は男性19500円、女性14000円です。

これでも他の世代に比べると安いのですが、まだ給与などの収入が低い20代の方にとっては、大きな負担に感じられるかもしれません。

ただ、経済的な余裕がなく貯金が少ないからこそ、病気や怪我などをしてしまった場合の負担は大きくなります。

通院費、手術費、入院費などは当然発生しますし、病院などへの交通費もかさむかもしれません。

また、怪我や病気の影響で働けなくなってしまえば収入も途絶えるかもしれません。

そのため、むしろ「お金の余裕がないからこそ保険に加入すべき」という考え方もあるのです。

近年では「(日本の公的保険や社会保障は充実しているのだから)節約したいのであれば、真っ先に保険を解約するべき」という声が多くなってきました。

それも一つの考え方としては否定できませんが、むやみに実行するべきではないということは確かです。

○独身であるから

20代には独身の方が多く、「何かあっても、守るべき家族はいないから」という理由で生命保険に加入しない人も少なくありません。

ただ、結婚・出産など、ライフステージが変わった場合は、万が一のことも考えて生命保険への加入を検討することをおすすめします。

もちろんそういった事態に備えて、独身のうちに生命保険に入っておくのも良いでしょう。

20代独身の人に向いている保険

選ぶ

続いては20代独身の人におすすめの保険を紹介していきます。

独身か既婚かによって、入るべき保険も変わります。

それでは一つずつ紹介していきます。

○民間の医療保険

まず、公的医療保険(国民皆保険)には全ての人が加入しなければなりません。

20代など若い方ほど公的医療保険に入っている自覚が薄いかもしれませんが、あなたも確実に加入しています。

公的医療保険に加入していれば、医療費の自己負担が1~3割で済みます。

ただ、それでも「元々の医療費が高額」となると支払うのが難しくなるかもしれません。

ですが民間の医療保険に入っておけば、手術費や入院時の医療費負担を更に抑えることが可能となります。

ちなみに、20代の民間の医療保険への加入率は48パーセント程度です。

○就業不能保険

こちらは病気や怪我で就業できなくなったとき、収入をカバーしてくれる保険です。

サラリーマンなどであれば「傷病手当金」などがありますが、それだけでは不安という人もいるでしょう。

特にフリーランスの場合、傷病手当金はありませんから、この保険に加入しておくことをおすすめします。

20代の就業不能保険の加入率は25パーセントほどです。

保険の性質上、年代が上がるほど加入率は下がっていきます。

○個人年金保険

「公的年金」とは違い、「将来に向けて自分で準備していく年金」のことを私的年金と言います。

ご存じの通り、日本にも公的年金制度は存在します。

しかし現在20代の方が、老後を迎えてから公的年金受給だけで生活するのは困難と言わざるを得ません。

ただ、20代の個人年金保険への加入率は10パーセント程度です。

とはいえ有意義な保険ではありますから、一度検討することをおすすめします。

20代既婚の人に向いている保険

家族

続いては20代で結婚している方に向いている保険を紹介します。

「配偶者がいるからこそ、子どもがいるからこそ」などの視点を持つことが重要と言えます。

○死亡保険

死亡保険に加入しておくと、万が一の際に遺された家族が保険金を受け取ることができます。

この死亡保険にもいくつかタイプがあります。

代表的なものを3つ紹介していきます。

定期保険

「契約時に定めた期間」だけ保証されます。

保険料は原則として掛け捨てですから、終身保険などよりも保険料が低い場合が多いです。

「60歳まで保障を用意したい」「子どもが独立するまでは~」など、期間が決まっている20代の方は定期保険を検討することをおすすめします。

終身保険

「一生保障される保険」であり、満期がありません。

保障がいらなくなった場合に解約をすれば「解約返戻金」をもらえますから、老後のための資金形成などのためにも活用しやすいです。

ただ、解約するタイミング次第では「これまで払ってきた保険料>解約返戻金」になってしまう可能性もあります。(もちろん、それでも解約返戻金を受け取るという選択肢もあります)

また、保険料を支払う期間ですが「終身払い」のものもあれば、「一定の年齢まで払う」というものもあります。

収入保障保険

こちらは、万が一の際に遺された家族が定期的に定額をもらえます。

家計を支える人が死去した場合、「遺族年金」が給付されますが、収入保障保険に入っておくと遺族年金で不足する部分を補うことが可能です。

収入保障保険は、「何歳までもらうか」「毎月どれくらいもらうか」などの自由度が高いですから、様々なライフプランに合いやすいと言えます。

○学資保険

「月々一定金額の保険料を払い、子どもが一定年齢になった際に保険金をもらう」という対応の貯蓄型保険です。

また、契約者(親)が死亡した場合は、保険料の支払いが免除されます。

子ども一人あたりの養育費は少なくとも1000万円以上は必要と言われていますから、検討してみてはいかがでしょうか。

20代で保険に加入する場合のポイント

教える

20代で保険に入ろうか考えている時、何を基準に判断すべきか分からないという方は少なくありません。

保険選びで迷ってしまい、結局何の保険にも入っていないということになりかねません。

そこで最後に20代で保険に加入する場合のポイントを紹介します。

○加入率は気にしない

例えば、個人年金保険の20代の加入率は10パーセント程度ですが、有意義な保険であることは確かですし、あなたにとっても相応しいものかもしれません。

逆に加入率が80パーセントを超えていたとしても、あなたからすれば不要な保険もあるでしょう。

「みんな入っているから(入っていないから)」という情報に惑わされず、自分自身にとって必要な保険に加入しましょう。

○ライフステージなどに応じて保険を見直す

結婚、妊娠、出産、マイホームの購入、子どもの独立など、ライフステージが変化した場合は、保険の内容を見直すことをおすすめします。

新たに入るべき保険もあれば、解約を検討すべき保険も出てくるかもしれません。

○安易に解約しない

「新しい保険に加入する」からといって、現在加入している保険を安易に解約するのはNGです。

なぜなら新しい保険に入る事ができなかった(審査で弾かれた)場合、「保険の空白期間」ができてしまうからです。

また、解約の時期によっては解約返戻金が少なくなってしまう恐れもあります。

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